パキラの土の配合は赤玉土7:腐葉土3|市販土と室内向けの選び方

パキラの土の配合は赤玉土7:腐葉土3|市販土と室内向けの選び方

パキラの植え替え用の土を自分で作るなら、小粒の赤玉土7:腐葉土3が基本の配合例です。材料をそろえて混ぜる手間を省きたい場合は、市販の観葉植物用培養土を使う方法もあります。まずはこの2つから選ぶと、土選びを進めやすくなります。

室内で虫が気になるなら、たい肥を使わない培養土も候補です。ただし、土を選んだ後は水やりも大切。この記事では、配合の量り方と材料の役割から、市販土の使い分け、植え替え後の管理まで順に整理します。

この記事のポイント
  • 小粒の赤玉土7:腐葉土3の基本配合
  • 体積で量る配合比率と材料の役割
  • 市販土とたい肥不使用培養土の使い分け
  • 鉢の選び方と季節に合わせた水やり
目次

パキラの土の配合と材料の選び方

基本の配合は小粒の赤玉土7:腐葉土3

基本の配合は小粒の赤玉土7:腐葉土3

初めてパキラの土を配合するなら、小粒の赤玉土と腐葉土を7:3で混ぜる方法が出発点になります。ハイポネックスのパキラ栽培ガイドでも紹介されている配合です。赤玉土は粒の大きさに種類があるので、材料を買うときは「赤玉土」という名前に加えて「小粒」の表示まで見て選びましょう。

パキラの用土で大切なのは、水はけのよさです。一方で、水やりをしなくてよいわけではなく、乾燥しすぎても弱ることがあります。水が抜けることと、必要な水分を保つことの両方を考えると、最初は紹介されている配合をそのまま基準にするほうが、材料を選びやすいですね。

土の用意の仕方内容選ぶときの軸
自分で配合する小粒の赤玉土7:腐葉土3材料と配合を自分で把握したい
観葉植物用培養土を使う用途に合わせて配合済みの土材料を個別にそろえる手間を省きたい
室内向けのたい肥不使用培養土を使う粒状原料を使った製品など虫のよりつきにくさも重視したい

7:3は、自作するときの具体的な配合例です。市販土を使う人まで、この比率に作り直す必要があるという意味ではありません。私は、まず「配合することを楽しみたいか」「手軽に植え替えたいか」で分けると、迷いが少なくなると思います。

7:3は重さではなく体積で量る

土の配合比率は、重さではなく体積で量ります。コメリの用土配合ガイドでは、比率に応じた杯数で量る方法が示されています。パキラの7:3に当てはめるなら、同じ容器を使って赤玉土を7杯、腐葉土を3杯、という量り方です。

たとえば、材料の計量上の合計を2Lにする例なら、赤玉土は1.4L、腐葉土は0.6Lです。これは7:3を量に換算した例で、特定の鉢に必要な土の量を示すものではありません。

比率と必要量は分けて考え、使う分の材料を同じ基準で量りましょう。

また、この配合の「7」は赤玉土、「3」は腐葉土を指します。観葉植物用培養土と腐葉土を7:3で混ぜる、という意味ではないんです。培養土はすでに複数の材料が配合された土なので、自作用の材料を買う場合と、完成した培養土を買う場合を区別すると取り違えを防げます。

赤玉土と腐葉土はそれぞれ何のために入れる?

赤玉土と腐葉土はそれぞれ何のために入れる?

赤玉土は、配合のベースになる土です。通気性や排水性に加え、保水性、保肥性にも優れているとハイポネックスは説明しています。水を抜く役割だけを持つ材料、と考えないことがポイントです。パキラ向けの7:3の配合では、この赤玉土の小粒を多く使います。

腐葉土は、広葉樹の枯れ葉や枝などを発酵させたものです。基本となる土に混ぜ、通気性や水はけ、保肥性などを改良するために使います。赤玉土を土台にして腐葉土を組み合わせる、と捉えると、それぞれを用意する理由がわかりやすくなります。

材料・土の種類主な位置づけ今回の使い方
赤玉土通気性・排水性・保水性・保肥性を備える基本用土小粒を7の割合で使う
腐葉土土の性質を改良する補助用土赤玉土に3の割合で混ぜる
観葉植物用培養土用途に合わせて材料を配合した土自作する代わりに使う

名前が似ていますが、腐葉土と培養土は同じものではありません。腐葉土は混ぜて使う改良用土、培養土は植物の用途に合わせて配合された土です。パキラの植え替え用として一袋で済ませたい場合は、「腐葉土」だけの袋ではなく「観葉植物用培養土」を選びましょう。

市販の観葉植物用培養土はそのまま使える

配合に慣れていない方は、市販の観葉植物用培養土をそのまま使う方法で大丈夫です。培養土は、基本用土と補助用土を用途に合わせて配合したもの。ハイポネックスも、パキラを初めて育てる人には市販の観葉植物用培養土を手軽な選択肢として案内しています。

自作では材料をそれぞれ用意し、量って混ぜますが、市販土ならその作業を省けます。土を自分で配合する楽しみより、まず植え替えを進めたい場合に向いています。「パキラのためには必ず自作しなければ」と考える必要はなく、土作りにどこまで手間をかけたいかで選べばよいんです。

購入時は、用途と原料、肥料の配合表示を見ると選びやすくなります。たとえば、後で紹介するプロトリーフの室内向け培養土には、鹿沼土、パーライト、赤玉土に加えて肥料も含まれています。同じ「土」でも、中身は赤玉土の単品とは異なります。配合済みの製品を選んだら、まずその製品の使い方に沿って利用しましょう。

パキラの土の配合を室内環境と植え替えに合わせる

虫が気になる室内ではたい肥不使用の土も候補

室内の虫が気になり、腐葉土を混ぜる方法以外を選びたい場合は、たい肥不使用の観葉植物用培養土が候補になります。たとえばプロトリーフの「室内向け観葉・多肉の土」は、たい肥を使わず、粒状の原料で作られた製品です。

観葉メモ

室内向け観葉・多肉の土 を探す

メーカーは、たい肥を使わないことで虫がよりつきにくく、カビやキノコも生えにくいと説明しています。原料には鹿沼土、パーライト、赤玉土などを使用。すぐに効く肥料とゆっくり効く肥料も配合されていて、すぐに植え付けができる仕様です。室内向けの土を自分で一から組み立てる手間を省けます。

粒状なので鉢へ注ぎ込みやすく、こぼれたときに掃除しやすいことも特徴です。また、濡れると色が変わり、水やりのタイミングがわかりやすいとされています。虫への配慮に加えて、室内で土を扱うときの手軽さや、乾き具合の見やすさを重視する人にも検討しやすい製品です。

「虫がよりつきにくい」は、虫が一切発生しないという保証ではありません。また、たい肥不使用でも肥料は配合されています。虫への配慮と肥料の有無は、分けて見ておきましょう。

小さなパキラは市販土の粒の大きさも見る

小さなパキラは市販土の粒の大きさも見る

同じシリーズの土でも、鉢や植物の大きさによって選び分けがあります。プロトリーフは「室内向け観葉・多肉の土」を中〜大型向け、「室内向け観葉・多肉の土 細粒 小鉢用」を小さな観葉植物や多肉植物向けに案内しています。小鉢のパキラなら、細粒タイプも候補として比べてみましょう。

製品名メーカーが示す主な対象粒・水分管理に関する特徴
室内向け観葉・多肉の土中〜大型の観葉植物・多肉植物やや大きい粒状。濡れると色が変わる
室内向け観葉・多肉の土 細粒 小鉢用ミニ観葉など小さな植物原料は直径5mm以下。保水性が高く、小鉢でも乾きが早すぎない設計

細粒タイプは、小さな根を支えやすいことも特徴です。メーカーは、根が少ない植物の植え付けにも適していると説明しています。つまり、土選びは水はけだけを見るのではなく、小さな根を支えられるか、小鉢で乾きが早すぎないか、という観点もあるんです。

ただし、この「直径5mm以下」という説明は、細粒小鉢用の原料についてのものです。自作に使う赤玉土の「小粒」と、市販製品の「細粒」を同じ仕様として読み替えないようにしましょう。自作なら配合例が指定する赤玉土の小粒、市販なら製品が示す対象サイズを軸に選ぶと整理できます。

観葉メモ

室内向け観葉・多肉の土 細粒 小鉢用 を探す

土を交換する時期と鉢のサイズを決める

土の準備と一緒に、植え替える時期も決めておきましょう。ハイポネックスのパキラ栽培情報では、植え替えは1〜2年に1回、4〜6月または9月と案内しています。年数は目安とし、水やりをしても土に水が染み込んでいかない場合は、根詰まりなどを考えて植え替えを検討します。

株を大きい鉢へ移す場合は、一回り大きなサイズが目安です。観葉植物を販売するAND PLANTSのパキラの鉢選びでは、3号から4号への変更を例に挙げています。土で育てる鉢は、底穴があるものを選びましょう。土の配合だけでなく、水が鉢の外へ抜ける構造も合わせて見ることが大切です。

植え替えの際は、数日前から水やりを控えて土を乾燥させておきます。新しい鉢に鉢底ネットと鉢底石を入れ、新しい土を鉢の3分の1程度まで用意します。株を取り出したら古い土を優しくほぐして落とし、新しい鉢の中央へ置き、周囲の隙間を土で埋めます。最後はたっぷり水を与えます。

土を買い足す前に、植え替え先の鉢を決めておくと、作業の準備をまとめやすくなります。配合する材料だけに気を取られず、鉢底ネットや鉢底石、新しい鉢もそろえてから取りかかりましょう。

根腐れ対策は配合だけでなく水やりもセット

根腐れ対策は配合だけでなく水やりもセット

水はけのよい土を使っても、水を与えすぎればパキラが根腐れする可能性はあります。ハイポネックスは、水やりが多すぎると根が呼吸できなくなり、腐ると説明しています。土の配合を変えるだけで根腐れを防げる、と考えず、その土で育てるときの水やりまで一緒に見直しましょう。

普段の水やりは、土の表面が乾いた頃を目安に、鉢底から流れ出るまでたっぷりと与えます。受け皿にたまった水は捨ててください。「たっぷり与える」のは水やりをする一回の話で、土が湿っていても繰り返し与えるという意味ではありません。日数だけで決めず、土や葉の状態を見て判断することが基本です。

反対に、根腐れが心配だからと水を控え続けるのも考えものです。乾燥しすぎて枯れることもあり、特に生長期には水が必要です。土が乾いて葉もしおれているときは、水不足の可能性を考えます。葉の様子だけで「水を足そう」と決めず、土が乾いているかを合わせて見ると判断しやすくなります。

植え替え直後は、作業の仕上げとしてたっぷり水を与え、その後は土の状態を見ながら管理します。冬は乾き気味を保ち、水やりを控えめにするのが目安です。

同じ配合の土でも、年間を通して同じ間隔で水を与えるのではなく、季節に合わせて管理を切り替えましょう。

パキラの土の配合と選び方のまとめ

この記事のまとめです。

  • 自作の基本例は、小粒の赤玉土7:腐葉土3
  • 配合は重さではなく体積で量り、同じ容器で杯数をそろえる
  • 赤玉土をベースに、土の性質を改良する腐葉土を組み合わせる
  • 手軽に植え替えたい場合は、市販の観葉植物用培養土をそのまま使う
  • 室内の虫が気になる場合は、たい肥不使用の培養土も候補
  • 虫がよりつきにくい製品でも、虫の発生を完全に防ぐ保証はない
  • 市販土は植物や鉢の大きさも見て、通常タイプと細粒小鉢用を選び分ける
  • 植え替えは1〜2年に1回が目安で、ハイポネックスは4〜6月・9月を案内
  • 鉢を大きくするなら一回りを目安にし、土栽培では底穴のある鉢を選ぶ
  • 普段は土の表面が乾いたらたっぷり水を与え、受け皿の水を捨てる。冬は控えめにする
参考にした情報
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

はじめまして、ふたばです。
100円ショップのサンスベリアから観葉植物デビューし、何度も枯らす失敗を重ねて、今は植物との暮らしにどっぷりハマっている40代の園芸愛好家です。
「自分のお部屋にぴったりの一鉢」に出会えるお手伝いができれば嬉しいです。

目次